町の修理屋サン編

ピュア

2012年07月20日 17:04



今回、当工房へ持ち込んでいただいたのはアメリカンピアス修理です。おこさんたちからのプレゼント品♪ 大切に使っていたけれども、キュービックジルコニアが取れてしまったんですと。ん~、石は無くしちゃったんですね・・・残念デス・・・。
刻印を見ると10K=10金、我々はテン金なんて言ったりしますが、ちかごろ買いやすくするためでしょうか、いろんなお店で見られるようになってますね。

おもち頂いたお石の直径が、一般的規格品とちょっとちがいました。現状では左右で大きさが違ってしまうことをお伝えしたところ、大きめのもので両方変えてもらって、外したのはまた取れてしまったときのストックとするそうです。ご予算もあるでしょうし、良いお考えだと思いました。時間をかけて同径のものをさがせばあるでしょうけど、穴あきのお石ってのでもありなかなか・・・。

丸い輪を14金で作り~つなぎ目すべてロー付けし~メッキして完了。



今後の使い方もお伝えしました。アメリカンピアスの場合、とにかく石を持って引っ張るのはなるべく避けていただき、同時に針を耳たぶピアス用穴に差し込むときも、頭の角度をおじぎした状態にするとかで、なるべくチェーンがまっすぐになるようにして差し込んで、チェーンにストレスがかからないようにしながらゆっくりめに引っ張ってくれれば、針とチエーンの繋ぎ部分から切れたり、今回のような切れ方をさせないということをだいぶ軽減できます。チェーンで引っ張るようにするのがベストだとおもいます。

ついでに・・・ネックレスもそうですが一度切れると、チェーンへの力の入り方にも因りますがまた切れやすくなってたりします・・・。今回はそういう切れ方ではなく、残ったパーツから推して量産品の、ロー付けの質の問題だったような気もします。

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